時候の挨拶②

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時候の挨拶はだいたい暦の流れで決まってきます。

しかし、特に親しい方への私的な手紙の場合はその時その時の気候に合わせて変化します。

相手の方の体調やその時の状況によって言葉を変えていきましょう。

「時候の挨拶」の後に「安否の挨拶」を続けて書くと、すっきりと読みやすい文章に仕上がります。

時候の挨拶例

●7

ビジネス文書用

・仲夏の候・盛夏のみぎり・猛暑の候

親しい方へ

・涼しげな風鈴の音が聞こえてくる季節となりました。

●8

ビジネス文書用

・向秋の候・暮夏のみぎり・納涼の候

親しい方へ

・暑さもやっと峠を越えたようですが、お元気ですか。

●9

ビジネス文書用

・早秋の候・初秋のみぎり・仲秋の候

親しい方へ

・澄んだ秋空が気持ちの良い季節となりました。

●10

ビジネス文書用

・清秋の候・秋涼のみぎり・錦秋の候

親しい方へ

・街路樹が少しずつ色付き始める季節となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしですか。

●11

ビジネス文書用

・晩秋の候・晩秋のみぎり・向寒の候

親しい方へ

・枯葉の舞い散る季節となりましたが、変わらずにお過ごしでしょうか。

●12

ビジネス文書用

・初冬の候・師走のみぎり・初雪の候

親しい方へ

・今年も残すところあとわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

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時候の挨拶①

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国語で学習する際、のめり込む方と苦手に感じる方がいる「時候の挨拶」。

季節感を表す礼儀分で「拝啓」や「前略」の後に1文字分あけて書き出します。

公的な手紙、社外用のビジネス文書に使う「~の候」「~のみぎり」「~の折」などの時候の挨拶。

私的な手紙では口語調で親しみやすい文章を書きましょう。

時候の挨拶例

●1

ビジネス文書用

・初春の候・新春のみぎり・厳寒の候

親しい方へ

・初春とは名ばかりの、寒い日が続いております。

●2

ビジネス文書用

・立春の候・残寒のみぎり・向春の候

親しい方へ

・寒さも少しずつゆるみはじめましたが、いかがお過ごしでしょうか。

●3

ビジネス文書用

・春分の候・早春のみぎり・春陽の候

親しい方へ

・花冷えの季節ですが、お元気でお過ごしでしょうか。

●4

ビジネス文書用

・春和の候・春日のみぎり・桜花の候

親しい方へ

・サクラの頼りが聞こえてくる今日この頃ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

●5

ビジネス文書用

・初夏の候・深緑のみぎり・若葉の候

親しい方へ

・新緑が心地の良い季節となりました。

●6

ビジネス文書用

・長雨の候・入梅のみぎり・青葉の候

親しい方へ

・紫陽花が雨に映える季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

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手紙の構成

手紙には基本的な構成が決まっています。

これさえ守れば美しい手紙になるでしょう。

目上の方に出す手紙や、改まったお礼状、挨拶状を書くのに必要なマナーにもなるので

この機会に覚えておくといざという時に自信になります。

手紙の方向

目上の方や改まった手紙を書く場合、白無地の縦書き便せんにしましょう。

親しい方に手紙を書く場合は横書きの便せんでもかまいません。

手紙の基本構成

前文と主文、末文、後付けから成り立つ手紙。

場合によっては後付けの後に副文(追伸)を使用します。

基本構成は手紙の方向がどちらでも同じです。

前文

「拝啓」「前略」などの「頭語」

「晩夏の候」などの季節や天候に応じた「時候の挨拶」

「いかがお過ごしでしょうか」などの「安否を尋ねる挨拶」

の順で綴っていきます。

自分たちの現状やお世話になった感謝の言葉、ご無沙汰への侘びも付け加えます。

主文

「さて」「先日は」などの「起語」からはじめ、本題となる「本文」に繋げます。

目上の方に出す手紙には敬語の使い方、誤字脱字に気をつけましょう。

末文

「ご自愛をお祈り申し上げます」などの「結びの挨拶」から「敬具」「草々」など、「頭語」に合わせた「結語」を書きます。

「頭語」を省略した場合は「結語」も不要です。

後付け

省略してもかまいませんが「日付け」、親しい方に出すなら下の名前でもかまわない「署名」、フルネームで本文よりも少し大きめの字で書く「宛名」。

副文

「本文」で書き忘れた要件を付け足す「追伸」。ただし目上の方に宛てた手紙であれば使用しないのがマナーです。

弔辞や結婚、お見舞いなど重なるイメージがタブーになる手紙には使用しません。